宮野 佳子さん アステラス製薬 株式会社
人事部
制度企画グループ
課長
(2014年10月時点) |
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朝は通勤時間中にメールをチェックする等して仕事モードに切り替えます。また、仕事のスケジュールを立てながら、万が一子供の発熱などで仕事を抜けないといけない場合等も事前にシミュレーションしています。育児と仕事の両立をしながら成果を出すということの難しさは感じていますが、残業する日、残業しない日、在宅勤務する日、など使い分けながらメリハリをつけ、集中して仕事に取り組むように努めています。育児面では、仕事仲間や上司の協力と理解、保育園・シルバー人材サポート・ファミリーサポートなど公のサポートに本当に助けられており、感謝の思いでいっぱいです。また夫は当直や休日勤務などの多い仕事ですが都合がつく限り家事育児に参加してくれるので、精神的に大きく助けられています。私は両親に頼ることができないのですが、おそらくそういう状況の方はいらっしゃると思うので、なんとかこうして育児と仕事をやっていけるということを実践し、後輩の方にお示しするのが私の役割だと思っています。
私も親になって初めて知りましたが、子供は本当にかわいくて、許されるならずっとそばにいて、いろんなことを一緒に体験したり、教えたいと思います。でもそんな息子もいつか独り立ちしていきます。その時に私もちゃんと独り立ちしていられるかなと思うと、キャリアは一朝一夕にできるものではないので、私は自身のキャリア自立のためにも継続して働くことは大切だと思っています。同時に配偶者をあてにするのではなく、親の責任として自分でも子供を養う手段をしっかりもっていたいと思います。それが私の働く理由です。育児と仕事の両立は正直大変で、くじけそうになることも折れそうになることも多々ありますが、そんなときに私は「自分が働く理由」に戻って、自分の選択を改めて見直すようにしています。価値観は人それぞれだと思いますが、是非「自身の働く理由」を明確にしていただくと、きっと迷った時やつらいときの心の拠り所になり、また支えになってくれるのではないかと思います。せっかくの人生ですから彩豊かな松花堂弁当を味わうように、いろいろな役割にトライしながら、一歩ずつ進んでいきましょう! |