村田 順子さん リンテック株式会社
技術統括本部
総務課
主任
(2014年12月時点) |
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私は以前、リンテックの前身であるFSK株式会社に勤務していましたが、第1子の妊娠を機に退職しました。当時は妊娠を機に退職するのは一般的でしたので、働き続けることは考えませんでした。
そして、第2子が誕生し、その子が小学校に入学した時に、銀行でパートの仕事をはじめました。その銀行では、初めの2年半は扶養控除内で働き、その後の2年半はフルタイムで働きました。
その後、今の職場で人を募集していることを聞き、関連会社のリンテックサービスにパート社員として入社し、リンテックへの派遣社員として働き始めました。2010年、ジョブリターン制度(※)が整備されたため、制度を利用してリンテックの正社員となり、今年、主任に昇進しました。
※本人のライフイベント(結婚、妊娠、出産、育児)や家族の介護、配偶者の転勤等の家庭の事情を理由に退職した従業員を再雇用する制度。
私は一つのことに集中してしまう性格のため、“仕事”と“育児”をはじめから両立することは難しかったと思います。でも、ジョブリターン制度により、一度育児等のために職場を離れてしまっても、元の職場に戻る足がかりがあるということは、とても心強いです。
もちろん、両立ができる人は、働き続ければ良いと思いますし、そうでない人は、仕事が続けられる状況になったときに仕事に戻るというように、選択肢があることは大事なことだと思います。
仕事に戻るためには、予めいろいろな情報を収集しておくことも重要だと思います。また、職場復帰した後も、すぐに以前のように100%の状態で働き出すのは難しいと思います。自分の状況ややりたいこと、できることなどを、まめに上司や同僚と相談することが重要です。自分ですべて抱え込んでしまうことが一番良くないことですので、まめに相談して、自分がやり易い道を探していくことが大切だと思います。
最近の若い方を見ていると、育休を取得する前から、復帰後のことなどいろいろ心配し過ぎのように見えます。まずはやってみて、できなかったら周りの人と相談しながら進めていくと良いのではないかと思っています。
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